NAGAHARU and Japanese paper
ながはる株式会社の和紙制作は台湾人の祖父と 日本の紙漉き職人の協力により台湾から始まりました。
主な紙漉きの生産工場をフィリピンに持ち美しいマニラ麻をはじめ、 強靭でしなやかな楮(こうぞ)、独特な表情を持つ芭蕉など天然の 植物繊維を使い、伝統的な手漉き技法に加えながはる独自の手漉き 和紙の技術開発を40年続けてきました。
東南アジアの温かな人達と共に、風を感じ、光を感じ、 和紙を漉き染めてきた40年は、デジタル時代により五感を豊かに する心を育てるための必要な道のりだったのではないか。 そう考えるようになりました。
情報化社会の中でも私たちは心と身体で自然や四季を感じ生活しています。 和紙が創る景色は柔らかな陰影をつくり私達の心の感性を呼び覚ましてくれます。
手漉き和紙によって自然と調和する光と影の存在を身近に感じながら、 和紙そのものも好きになっていただけたら。 そのような思いのもとで日々和紙を漉いています。